前節までで、士業・コンサルタントさんのコンテンツ作成のポイントをご理解いただけたと思いますので、本節ではそれ以外に気をつけるべきポイントについてお話ししていきましょう。
ホームページを作ることに加えて必ず行わなければいけないのは、「メールアドレスの収集」です。アドレスを登録してもらって、その人達に継続的にメールマガジンを配信しましょう。
電子メールで継続的にアプローチすると、お客さんの反応率が5倍くらい違います。
例えば、皆さんがお持ちの名刺のアドレスに、定期的に近況報告するだけで、紹介率がかなりアップします。また、メールアドレスだけ登録してくれた人に定期的にメールマガジンを送っておけば、何かの機会があって直接お会いした時に全くの赤の他人よりは親しみを感じていただけます。
ホームページのコンテンツが充実してきたら、次は必ずこの「メールアドレスの収集」を行いましょう。騙されたと思って半年メールマガジンを続ければ、世の中が変わって来ることを保証します。
士業の先生やコンサルタントさんは、「お客さんと話ができれば何とかなる」かたが多いと思います。こうしたケースでは、お客さんの契約を取るための「ツボ」は、「お客さんとお話しすること」になります。
ホームページのコンテンツを考えるときにも、どうすればお客さんに「この人に会いたい」を思わせられるかを考えましょう。
一番効果が高いのは、「無料相談」とか「無料コンサルティング」を提供する方法です。
ホームページのコンテンツや、ガイドブック、CDといったツールで、あなたの実力をアピールしたら、そこから「無料相談・コンサルティング」に誘導しましょう。お客さんは実際にあなたに会わないと、あなたの実力を確信できません。従って、実際に一度会うまではなかなか契約に結びつかないのです。
ただし、こうした「無料相談」は、直接会うケースに限定しましょう。例えば「無料メール相談」は、手間がかかる割にほとんど実際の契約につながりませんのであまりおすすめしません。なるべくあなたの事務所に来てもらうのを前提とした「無料相談」か、せめて「電話相談」くらいに留める方が無難でしょう。
またこうした「無料○○」以外に、直接お問い合わせに誘導するためのページも用意してください。(→作り方のコツはこちら)
お客さんがあなたにお仕事を依頼したくなった場合、例えばそれが夜中の12時だったとしても、お客さんが問い合わせできるような手段を提供しておきましょう。
以上、我々が士業やコンサルタントの皆さんにホームページを制作してきた経験を元に、「ホームページを活用して新規顧客を集める方法」をお話しました。
ぜひあなたも、ここで述べたノウハウを元にして、ホームページで新規開拓を目指していってください。
なおここでお話しした内容は、あくまでも「基本」に過ぎません。また「考え方」を中心にご説明したため、実際に自社でブログを運営しようとすると、細かい部分で色々と悩まれることも多いと思います。
ホームページは「大いなる可能性」を秘めた素晴らしい「ツール」です。しかしそのツールを使いこなせるかどうかは、御社の「ノウハウ」次第です。その意味で、1日でも早くホームページの利用を開始しましょう。ライバル企業がノウハウをためる前に、先にノウハウを身につけてしまうのです。1日早くホームページ活用のノウハウを習得できれば、それだけライバルに先んじることができるのです。
つたない文書でわかりにくい点も多かったと思いますが、このホームページの内容をもとに、御社がホームページを活用して素晴らしい成長を遂げられることを、心より祈念しております。